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緑内障とは
眼球の内圧である「眼圧」が高くなり、「視神経」に異常が起こり、視野がだんだん狭くなっていく病気のことです。
ほとんどの場合、初期ではあまり症状がなく、5~10年かけてゆっくり進行するため、発見が遅れがちです。
しかし、いったん狭くなった視野は元には戻らず、手術が必要になるかもしれません。
- 視野が狭くなった気がする
- 視野が欠けている
- 目が疲れやすい
- 目に異物感がある
- 以前よりつまずきやすくなった
- 暗くなると見えづらい
- 眼が痛い
- 頭痛がする
- 吐き気がする
・・・などの症状があれば検査をおすすめします。
緑内障は失明原因の第一位です(※緑内障診療ガイドライン(日本眼科学会)外部サイトPDF参照)。早めの検査で失明を防ぐことができます。
特に40歳代以上で、血縁者が緑内障だった、強い近視がある、糖尿病であるという方は検査を受けてください。
※PDF形式ファイルの文書をご覧いただくには、Adobe Acrobat Reader® (無料)が必要です。お持ちでない方はこちらからダウンロードしてください。(外部サイト)
緑内障の検査
早期発見・治療のため、年に数回の定期的な検診を行いましょう。
検診で「眼圧が高い」と指摘された人は緑内障を発症するリスクが高くなります。
検査には「眼圧検査」「眼底検査」「視野検査」などがあります。
また、定期的に検査することで、緑内障の進行を把握することも肝心です。
緑内障の治療法
薬物治療
10種類以上ある中から、緑内障の進行レベルや眼圧の高さによって適した点眼薬が処方されます。
眼圧を下げる内服薬もあります。詳しくは診療時にご相談ください。
レーザー治療
緑内障を引き起こす一因となっている、通常は排出される眼内の「房水」の循環を導くため、レーザー治療を行います。茶目の部分である「虹彩」にレーザーで穴をあけて「房水」が流れるようにするもの、「房水」の出口である「線維柱帯」にレーザーをあてて目詰まりを解消し、眼圧を下げていく治療もあります。
外科手術
薬物治療やレーザー治療で改善しなかった場合に、手術によって房水の流出量を増やして、眼圧を下げていく治療です。房水の出口である線維柱帯の一部を切除する「線維柱帯切除術」と、房水の出口である線維柱帯を切り開く「線維柱帯切開術」があります。これらの外科手術は、改善のためではなく、進行を止めるための手術です。